注意!ブログ100記事を書いてもPV・収益は増えない!原因と解決策を述べる
こんにちは!
Webマーケティングコンサルタントのともっち(@gongondai)です。
僕のブログ運営歴は1年。現在、総記事数は約170(2017年10月〜2018年10月)で、ブログアフィリエイトの収益は35万ほど。PVに関しては2つのブログ合計で30000PVほどです。
さて、先日、こんな感じのツイートがタイムラインに流れてきました。
ブログは、100記事書いたら成果が出てきます。まずは100記事書きましょう!
by 誰かのツイート
また、この前アフィリエイト初心者の方と会ったのですが、彼は僕にこう言いました。
とりあえず、100記事書げば稼げるって聞いたので、頑張ってみようと思います。
by 駆け出しアフィリエイター
おそらく、ブロガーさんなら「100記事書けばPV・収益が増える」ってのを一度くらい聞いたことがあるでしょう。
これに関して、僕は「また一人犠牲者が増えてしまう…適当なことを言わないでくれ」と感じてしまいます。
「また、一人犠牲者が…」と言ったのは、僕自身が「ブログ100記事書いたら〇〇」の犠牲者だったからです。
要するに、僕は100記事書いた時点で一切成果が上がっていなかったんですね。
おそらく、今この記事を読んでくれているあなたは、まだ100記事も書いていない方。
または、100記事にちょうど到達したくらいで、まだあまり成果を出せていない方だと思います。
本記事では、「ブログ100記事でPV・収益が上がる」というのが罠である理由を僕の失敗談を交えてお伝えします。
また、「どうすればPV・収益が上がるのか?」その解決策を述べておきます。
※僕がブログ100記事を達成した時点でのPV・収益も書いておきます。
本記事の目次
ブログ100記事を達成したら成果が出るは「嘘」だった
雑記ブログを運営している僕が、100記事を達成したのは開設してから5ヶ月。
まあまあのペースですよね〜よく頑張ったと思うな〜
ともっち
ここまでのハイペースでブログを更新できたのは、単純にブログを書くのが楽しかったから。
また、「100記事を書き終える頃には、PVが指数関数的に増えるよ!」って情報を見聞きしたからです。
100記事書けばPVが増えるのか!!よっしゃ毎日記事かいてやる!
ともっち
こんな感じで、ブログを楽しみつつも、PVを意識しながらひたすら記事を書いていました。
これが僕のブログ原点であり、大きな失敗でもあります。
雑記ブログで「100記事」を達成した際のアクセス数と収益
さて、100記事書いてPVが爆増することを期待していた僕ですが、結果はどうだったか?
こんな感じです↓
- 5160PV
- 2000円(アドセンス概算)
どうでしょう?
なんだか、桁が少なく、ものすごーくスッキリした数字ではありませんか?
これがPV爆増を狙って記事を書きまくった男の末路です。どうです?こうなりたいですか?
ともっち
ちなみに、この5160PVのうちの30〜40%を稼いでいたのが、以下の記事です。
ずっと「フィリピーナ」という単一ビックキーワードで1位〜3位を取っています。
「俺、”フィリピーナ”で一位なんだぜ!すごいんだぜ!」ってよく自慢していましたが、マジ悲しくなります。
この記事は一体どう役立つの?って感じですよね。
ともっち
また、それ以上に「他の記事どもは一体何してやがる!?働けよ!」って思いました。
だって、他の99記事でたった3000PVくらいしか稼げていないわけですからね….
ブログ100記事を書いたけど成果が出ない理由
僕のように、「100記事書いてもブログが読まれない…」というのは超あるあるです。
100記事書けば成果が出るとよく言われますが、これはある意味「嘘」。全員に当てはまるものではありません。
で、これには、きちんと理由があるわけです。
「記事が足りないから」とか、そういうことではないんですね。
また、「ドメインが弱いから…」「 SEOの勉強が足りないから…」とかいうことでもありません。
もちろん、サイトにドメインパワーがあったり、あなたがSEOの基礎を知っているということは重要事項です。
しかし、僕はそれらが本質的な原因だとは思っていません。
記事を書き続けても成果が出ない原因は、もっと本質的な「考え方」の部分にあります。
あらゆる課題解決に関して言えることですが、原因の特定をした上で、解決策を具体化する必要があります。
テクニックよりも何もよりもそこの本質を抑えましょう。
僕はこの本質をしっかりと理解できていませんでした。
※原因の特定と解決策については、PVと収益別々で後述します。
今すぐ「100記事書いたら成果が出る」の呪縛から開放されよう!
どうでしょう?100記事書いても成果が出ない。
これがあなたの得たい未来でしょうか?
「ブログ100記事書いたよ!今日だけは自分を褒めちゃうぞ(^ ^)」とかぬるいこと言っていたいですか?
そんなはずないんです。
みんなPVを増やしたいし、本音を言うと稼ぎたい。
僕もそうでした。
「ブログ100記事書いた!PVは稼げていないけど、文章力がついたし、頭の整理になったもんね!」みたいな感じで、ある種諦めモードに入っていました。
でも、それは本音ではない。
あなたはPVが欲しいし、稼ぎたい。自分の本音にしっかりと向き合いましょう。
そのためのアドバイスを僕にさせてください!
ともっち
ブログ100記事を書いてもアクセス数(PV)が増えない原因と解決策
ブログ100記事を書いても、アクセスが増えないのには理由があります。
ただ、原因は一つではありませんし、人によっても違います。
ということで、今回は僕がやってしまったミスの中でも、初心者が陥りがちな失敗厳選Top3を挙げます。
- ターゲットが設定できていない
- 曖昧なキーワード選定しかできていない
- 相手目線の記事になっていない【質が悪い】
原因1:ターゲットが設定できていない
どんなに記事を書いても読まれない理由の第一位は、ターゲット(ペルソナ)が明確ではないことです。
ターゲットとは、想定読者のこと。
多くのブログ初心者は”読み手の目線”というものをあまり意識できていません。
僕の場合も同様でして、ブログを開始して3ヶ月くらいは、ターゲットを明確にするどころか、存在すら意識していませんでしたね…
以下の2点は毎記事毎記事「徹底できているか」意識しましょう。
- ターゲットのために記事を書く
- ターゲットを明確にする
「1:ターゲットのために記事を書く」という部分は、ただ意識するだけなので特にいうことはありません。ターゲットに憑依するように一生懸命記事を書いてください。
「2:ターゲットを明確にする」というのは、「ターゲットをその人の顔が浮かぶくらいまで絞る」という意味です。
ここで、よくある疑問が以下。
ターゲットを絞っちゃうと、全然読まれないんじゃないの…?
ターゲットを広げると、たくさん読まれる気がしますよね。
しかし、実際はターゲットを広く曖昧にすることで、誰に書いたかわからないような中途半端な記事・商品が出来上がり、突き刺さらない文章になります。
ということは、記事が最後まで読まれる確率が下がり、検索上位にもなりづらいということです。
商品が買われる確率も低いでしょうね…(アフィリエイトについては後述します。)
逆に、「ターゲットを絞る」となると、「ターゲットにしか読まれない」ような感じがします。
ただ、実際は、ターゲットは絞るほど突き刺さる文章になり、結果、ターゲット以外からも読まれたりするんですね。
「誰の悩みを解決してあげるのか?」ということを念頭に置いて、ターゲットを明確にしましょう!
原因2:曖昧なキーワード選定しかできていない
「100記事を書いてもPVが増えないよ…」と悩んでいる方の多くは、原因1の「ターゲット設定」か、これから説明する「キーワード選定(原因2)」ができていません。
ターゲットが具体的に設定できたら、キーワード選定を行なっていきます。
キーワード設定で大事な視点は、「このキーワードで検索する人は何を求めているんだろうか?」ですね。
例えば、あなたが秋に「クリスマスまでに痩せたいな~」と思っていた場合、どのような言葉を入力しますか?
「短期間で痩せる 方法」
「体重5kg落とすには?」
「クリスマスまでに痩せたい」
というような言葉を入力するのではないでしょうか?
このような言葉が「検索キーワード」で、誰かが「○○について知りたいな」と思った時に検索するだろう言葉のことです。
では、キーワード選定の具体的な方法について説明していきます。
キーワード選定には、グーグルが提供している「キーワードプランナー」を使います。
キーワードプランナーで、狙うキーワードが月にどれくらい検索されているのかを見ながら、アクセスが期待できるキーワードを探すんですね。
このキーワード選定におけるよくある失敗が、いきなり検索ボリュームが「1000〜10000」を超えるようなビックキーワードを狙ってしまうことです。
ビックキーワードは企業サイトなどの強豪が多くて検索上位を狙いずらいですね。
僕もサイトが弱いのに、ビックキーワードで勝負するみたいな「負け戦」を何度もしてきては、散っています。
検索で上位表示されないキーワードで記事を書いてもなかなか成果は出ません。
キーワード選定を”したつもり”になっているだけなんですね...
僕は、3語で、検索ボリューム「10~100」のスモールキーワード、多くても「100~1000」くらいのキーワードを狙うことをオススメしています。
スモールキーワードを狙うメリットは、以下2点です。
- 検索上位表示されやすい
- ユーザーの検索意図がわかりやすい
まずは、検索意図がわかりやすく、ボリュームの小さい「キーワード」を狙って検索上位を獲得しましょう!
原因3:相手目線の記事になっていない【質が悪い】
PVが増えない理由として、「ターゲット設定」と「キーワード選定」について書いてきました。
最後に、「記事の内容」について触れておきます。
「自己満」記事では、Googleは評価してくれない
「自己満」記事になってしまっていると、ユーザーは読んでくれませんし、Googleの評価も落ちます。
僕は以前、ひたすらオピニオン記事を書いていました。
自分の思いを綴って、時には世間への不満をぶちまけてって感じの「ストレス発散」記事です。
ターゲットや検索キーワードが一切明確になっていない日記みたいな記事を30個ほど書いたでしょうか…..
僕にとってはいい記事でも、「誰のどんな悩み」を解決するのかが全くわからないような記事でした。
それゆえに、ほとんどのユーザーは最後まで読んでくれません。
そうすると、読者の記事滞在時間が短くなりGoogle的にもよくないわけです。
結果、検索上位に上がっていることはなく、PVも増えないんですね…
僕の場合は、PVが100に到達するまでそんなことの繰り返しでした。
あと、役立たずの記事はシェアもしてもらえないです(体験談…)
ともっち
ユーザーの検索ニーズを満たす記事を書く
検索からの流入を狙うならば、検索ニーズを満たす必要があります。
先ほども少し触れましたが、「この検索キーワードを使うユーザーはどんな悩みを抱えているんだろう?」という視点が必要です。
とは言っても、ユーザーの検索意図を特定しづらい時もありますよね…
そんな時に、2つの有効な方法があります。
まず1つ目は、狙うキーワードで調べた時に、検索結果1位~10位の中の情報をメモするという方法。
競合の記事は上位に表示されているくらいの記事ですから、ユーザーの知りたいことがある程度網羅されているはずです。
続いて2つ目は、Yahoo知恵袋の利用です。
狙うキーワードを「Yahoo知恵袋」の検索窓に入れたらQ&Aが出てきて、様々な悩みを見ることができます。
もちろん、とんでもない幼稚な質問もありますが、「こんなニーズがあったんだ…」って気づきが得られることも多々あります。
ただ、最後は自分の頭で考えましょう。
「ユーザーの悩みを一番理解しているのは私だ!」くらいの気持ちで記事を書いてください!
ブログ100記事を書いても収益が増えない原因と解決策
ここまで、主にPVを増やすための記事設計について話してきました。
次は、なぜ記事数がたくさんあっても収益が増えないのかについてですね。
※今回はアフィリエイト収益に絞ってのお話をします。
「なぜ記事を書いてもアフィリエイト収益が伸びないのか?」は、PVが伸びない理由でかなり説明できます。
つまり、ターゲットを設定できていない→適切な集客キーワードがわからない→検索意図とマッチしていない微妙な記事ができる…という悪いループに入っているわけです。
PVを集められるようなブログ運営をできていて、初めて収益化ができるってことですね。
しかし、PVがあれば稼げるってものではありません。
逆に、PVがなくても稼ぐことはできます。
低PVアフィリエイト戦略はこちらの有料noteに詳しく書いていますが、今回は、noteの内容を一部抜粋しながらアフィリエイトで高収益をあげる概要を説明します。
原因1:アフィリエイトのプロセスを因数分解できていない
「記事数が100くらい必要…」だとか、「まずは5万PVだ!」だとかそういった目標は一旦置いておいて、まずは収益化のプロセスを知りましょう。
早速ですが、いきなりアフィリエイト報酬の計算式を出します。
アフィリエイト報酬=リンクのクリック数×報酬単価×承認率×CVR(成約率)
上記計算式から言えることをシンプルに説明すると、
アフィリエイト報酬は、どれだけ報酬の高い商品を読者さんに買ってもらい、その成果がASP側に承認されるかで決まるということです。
では、上記数字はどうすれば上がるのかというと、以下のような感じです。
- リンクのクリック数・・・PVに大きく依存
- 報酬単価と承認率・・・案件(紹介商品)に大きく依存
- 成約率・・・ライティング・ユーザーの悩みの深さに大きく依存
多くのアフィリエイト初心者が「稼げない…どうしよう…」と明確な「To do」を立てることができないのは、因数分解できないから。一つ一つ整理して、それぞれの数字を高めていきましょう!
アフィリエイトにおいて、僕が特に注意して欲しいのは、市場とユーザーの層ですかね。
原因2:そもそも稼げる市場にいない
残酷なのですが、どんなにターゲットやキーワード選定が適切で、かついい記事を書いても稼げないことがあります。
それは、戦う市場を間違えているから。
世にあるビジネスと同じで、アフィリエイトでは参入する市場(ジャンル)を間違えると、稼げません。
稼げない市場の例として、書評が挙げられます。
僕は、以前、書評記事をたくさん書いていました。で、記事によっては結構読まれたりもしたんです。
しかし、本のアフィリエイト収益は、一冊売れたところで、amazonの数十円。
どんなに工夫して、他の読書サービスを売ったりしても、一個1000円が関の山って感じでした…
一方、就活サービス、プログラミングスクールなどのジャンルは結構稼げます。
ユーザーが就活サービスを使ったり、プログラミングスクールに無料体験会に参加すれば、一件で10000円発生するのは普通です。さらにすごいことに、ユーザーはお金を払っていません。
ビジネスは単価×販売数が大事なわけですが、ジャンル選びによって、この二つの数字が多いく変わるんですね。
どう戦うか?も大事。でも、どこで戦うかもめちゃ大事なんです。
稼げる市場・商品を見つけてこそ、ターゲット選定・キーワード選定というものが生きくるもの。
アフィリエイトで消耗している方がいれば、今一度自分の戦場・案件が適切かを考え直してみてください !
案件は、【全登録必須】アフィリエイト初心者におすすめの人気ASP7つで紹介しているASPで探しましょう。
一つも登録していないなら、まずは「もしもアフィリエイト」「A8.net」あたりに登録しておけばOK!
ともっち
原因3:購買意欲の高いユーザーにアプローチできていない
稼げるジャンル・商品を選んだら、次はその商品を買う意欲の高いユーザーにアプローチしなければいけません。
では購買意欲が高い人ってどんな人でしょう?
記事を頑張って書き、PVが増えてきたのにも関わらず、稼げない人はおそらくここがわかっていません。
購買意欲が高い人として、例を2つ上げます。
- 買うと決めていて、商品を比較している人
- めちゃくちゃ悩んでいる人
どんな人が購買意欲が高いのかがわかったら、次は上記ユーザーをブログに誘導するための「キーワード選定」を行います。
例をあげると、「〇〇 おすすめ」「〇〇 比較」。
また、「〇〇 直し方」「〇〇 つらい」なども購買意欲の高いキーワードとなり得るでしょう。
今回はざっくりと説明しましたが、以下のnoteには僕のアフィリエイトの全手法(稼げる市場・購買意欲の高いユーザーにアプローチする具体的方法など)が20000字ほどで詳細に書かれています。
無料部分だけでもかなり読み応えがあると思いますし、ぜひ目を通してみてください。
参考note→【PV単価19円】たった12,000PVでアフィリ収益23万を達成した僕が語る低PVでも高収益を狙う方法
まとめ:ブログ100記事は一つの基準・通過点にすぎない
「ブログを100記事書け!」というのは、一つのわかりやすい基準にすぎません。
もちろん、ブログ100記事を書いたら成果が出てくる人もいますし、100記事書く間に身につける文章力と忍耐力は相当のものでしょう。
しかし、本記事で書いたように、
- ターゲットが設定できていない
- 曖昧なキーワード選定しかできていない
- 相手目線の記事になっていない【質が悪い】
とアクセスは増えませんし、
アフィリエイトでも
- 報酬の因数分解ができていない
- 単価の高い稼げる市場にいない
- 購買意欲の高いユーザーにアプローチできていない
とPVがあっても稼ぐことはできません。
100記事を書くということは、あくまで手段でしかないということを念頭に置いて、本記事で説明したように地道にPV・収益共に伸ばしていきましょう!
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ともっち(@gongondai)でした!
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