【報告】外資系コンサルの内定を辞退。新卒フリーランスの僕が選んだ道。

こんにちは。
タイピングのしすぎで、腱鞘炎に苦しんでいるともっち(@gongondai)です。
実は、本日2018年8月1日は、僕が新卒で内定をもらった外資系コンサルティングファームの入社予定日でした。
つまり、入社はしていません。
同期はこれから研修を受けるのだと思いますが、僕は、3ヶ月前は考えてもいなかったような進路を選ぶことになりました。
今は、健康産業におけるスタートアップ企業のメディア編集長をやっています。
内定辞退したことを友達に伝えると、
よくそんなスパッと決断できたね!すごいよ!
って感じの反応が多いですが、全くそんなことはありません。
決断には時間がかかりましたし、かなり悩んで考え抜いた末に出した答えです。
就活を頑張って、なんとか内定をゲットした憧れの外資系コンサルティングファーム。
会社に内定辞退の電話をかける時は手が震えました。
「俺はもう外資で働くことは一生ないんだな…これで良かったんだよな…」
就活時に内定の通知をもらった時の喜びを思い出して、強烈な虚しさに襲われ訳が分からなくなり、電話を切ってからは自分でも困惑するくらい、心臓がバクバクしていました。
「俺の決断は正しかったのか?」と不安になったのも事実。
気づいたら近所の川沿いを走っていたくらい動揺していました。
今回は、なぜ僕が外資系コンサルティングファームを蹴ってまで、不安定とも思える道を選んだのかを記しておきます。
同時に、この記事が現在進路に迷っている方、生き方に迷っている方の一つの参考になるとうれしいです。
「この世界にはこんなバカな奴もいるんだな…なんとかなるはずだ…」って励みになるといいです。
本記事の目次 [内容をザックリと確認する]
2018年7月頭。僕は貴重な新卒カードを捨てた
外資系コンサルティングファームと言えば、就活生からは大人気の業界。他業界に比べて、若手社員に与えられる仕事の裁量が大きく、成長も早い傾向にあります。
そのため、特に頭がいいわけでもない、インターンやビジネス経験もない僕にとって、将来「外資系コンサル」を名乗れるということは大きな誇り。
凡人の僕からすると、かなり名誉なことで、内定の通知が来た時は大学の研究室で大喜びでした。
教授に「おめでとう」と言われ、握手してもらったことを覚えています。
しかし、僕は内定辞退の電話をかけることになります。
「入社1ヶ月前なのに大変申し訳ありません。内定を辞退させていただきたいと思います…」
会所に内定辞退の連絡を入れたのは入社予定日の1ヶ月前である7月の頭。多くの新卒は、4月の頭に入社しますが、僕の場合は入社時期を選択することができ、その日が8月1日だったんです。
1ヶ月前の内定辞退というと法的には問題はないのですが、「会社に迷惑がかかったかもしれない」と考えると申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
よくわからないモヤモヤと罪悪感で、しばらくベッドに倒れ込んでいた事は一生忘れないはず。
また、ブログで月10万円も稼ぐのがやっとで、所持金も2~3万しか無い状態だったため、経済的な不安もありました。入社すれば、50万の入社お祝い金と毎月高給がもらえましたからね…
まあ、控えめに言っても、「バカ」ですよね。「大バカ」くらいでしょうか?
内定辞退の連絡を入れたときに、人事の方からこう言われました。
「副業も可能ですが、本当によろしいですか?」
会社員とスタートアップ立ち上げの両立は無理。一つに絞るべきだと考えた
当然、コンサルタントと、スタートアップメディア運営の両立をするというのも考えました。
でも、冷静に考えて、両方にフルコミットは難しい。
僕が入ろうとしていた会社には、僕とは比較にならないほど優秀な人がたくさんいますし、激務・厳しい評価でも有名でした。
「新卒だから」と甘く見てもらえる環境ではありません。
そんな環境では、サラリーマンをやりながら、「スタートアップ企業のメディアが…副業が…」なんて言っていられないのは明白でした。
器用な人ならすべてにうまーく時間を充てられるのでしょうが、おそらく、僕にはそのキャパがありません。23年も生きていれば僕の能力・向き不向きってのはなんとなくわかっちゃいます。
人生の先輩方は、「若者がわかったようなことを…お前働いたことないだろ?」と思われるかもしれません。
でも、僕は、「1つのことに凝る性格」「ものごとを並行して進めることは苦手」などある程度自分のことは理解しているつもりです。
そこに年齢は関係ありません。
自分のことは自分が一番よくわかっています。
僕は、どちらか一つに集中するべきだった。それはおそらく間違いなかったと思っています。
また、僕は、メガ企業で働くというイメージが持てていませんでした。
「大企業でのコンサルは、多分僕には向いていないな」と感じたんです。
決断してもアドバイスをもらうたびに揺れまくった
二者択一の条件で、僕が選びたいと考えたのは、信頼できる先輩とのスタートアップ企業の立ち上げです。契約的には業務委託を取るので、新卒フリーランスという言い方もできるかと思います。
先輩(社長)は、20代にして、表参道で治療院を経営されている理学療法士。
ブログを通して知り合った方で、新卒で何もわかっていない勢いだけの僕を必要としてくれました。
僕がそのスタートアップで担えることは、ブログで培ってきた収益化のスキルを、スタートアップ起業のメディア立ち上げで生かす事。
また、健康産業のメディア事業部の責任者として、経営にも関わっていけるという素晴らしい環境です。
話を聞いた時はワクワクが止まりませんでした。
「20代前半はこの人とビジネスを作り上げることに時間を捧げて、圧倒的に成長したい」
「俺ならこの人に貢献できる」
「この人のビジョンを応援したい」
心からそう思えました。
とにかく「目の前の仕事とパートナーを大切にしたい」という思いが強く、自分の進路はこれで間違いないと確信状態。
決めきったつもりでいました。
しかし、この決断はすぐにブレます。
たくさんのアドバイスを頂いこともあり、基準がわからなくなりました。
「やってみないとわからないよ…」
「若いうちは、会社で経験を積むべき」
「独立なんていつでもできる。外資コンサルは新卒の今だからできるんじゃないの?」
「あとで後悔しない決断をした方がいいよ」
ここまでブレたのは人生初めてってくらい揺れました。
一応断っておきますが、アドバイスをくれた親や、先輩方にはめちゃめちゃ感謝しています。
僕のことを思って、懸命に考えてくれました。
でも、僕は、すべてのアドバイスを全身で受け止めてしまうタイプ。
アドバイスを求め、またアドバイスを求めと、ブレブレ状態になります。
多分、100回以上「やっぱりスタートアップでしょ?いやコンサルかな?」という葛藤を繰り返しました。
今、分析すると、僕が「スタートアップ」を選択しきれなかった理由は2つあります。
理由1:「やってみないとわからないじゃん…」という言葉が僕を引き止めた
尊敬できる先輩から頂いたアドバイスの中でも、一番心にグサグサ刺さったのが、
「やってみないとわからないし、一回就職すればいいと思うよ」という言葉でした。
なぜかというと、「やってみないとわからない。だから挑戦しよう!」っていうのは僕の人生のモットーみたいなものだから。
「まずはやろう。楽しいかどうか、できるかどうかはやらないとわからない!」という勢いで、僕は、大学時代からこれまでいろんなことに挑戦してきました。
就活直前に当然休学して、オーストラリアのワーホリでイタリアンレストランで働いてみたり、
「文章がヘタくそ」と言われ続けてきたのに、ブログをはじめてみたり…と。
そのどれもが楽しかったですし、 挑戦を続けてきてよかったと心の底から思っています。
だからこそ、「やってみないとわからない。だからとりあえず入社しておくといい」って言うアドバイスを受けるたびにブレブレになったのです。
なんだか、スタートアップを選ぶことが、僕の人生の指針をぶち壊すみたいなに聞こえてしまいました。
下記のツイートに関しては、もはや何を言っているのかよくわからない。意味不明ですね…笑
入社かブログでまだ少し迷う
で、よく先輩から、成長のために3年くらい企業で働けば?ってアドバイスもらう
でも、ぶっちゃけ、ブログでも会社でも何でも成長はするよなーと思っちゃうね。
重要なのは2点かと
・どういう成長をしたいか
・楽しいかどうかこう考えるとほぼ答えは出てんのかな?^_^
— ともっち@新卒肩書き無し (@gongondai) 2018年6月12日
理由2:「就職しないと大成できない」という心配があった
本心では、スタートアップの道を選びたかったのに、なかなか決断できなかった理由は、もう一つあります。
それは、「多くの起業家は外資コンサルやイケイケベンチャーを経て、会社を立ち上げるんだ」みたいな固定観念があったからです。
起業家に憧れる僕にとって、「外コンを辞退したら将来大成できないんじゃないかな…ならやっぱり就職か…」という不安がつきまといました。
この不安に関しては、コンサルの先輩がキラキラして見えたのと、悩みに悩んで精神状態が微妙だったためだと考えられます。
根拠なんかないのに、僕は「できない理由」を探していました。
本当は自分の中に「大好きなビジネスパートナーと会社を大きくしたい」という強い想いがあった。
自分の中に答えはあったはずなんです。
これまでの人生、自分で決断してきたのに、今回ばかりはなぜか外に答えを求めていた自分がいました。
そんな時、過去の僕のブログ記事が決断への背中を押してくれます。
僕の過去記事を読んで確信した
たまたま読んでいたこのブログの過去記事で、僕は自分が選ぶべき道を確信しました。
以下に僕が昔書いた記事の一部を引用しています。
僕らって、今この瞬間しか生きられないんですよね。どんなに悔いたって過去には戻れないし、未来がどれだけ心配だろうとどうなるのかはわかりません。
(中略)結局、過去も未来も今生きている時間でしか変えられません。これって明らかな事実ですが、なかなか日々の生活では気づけないことです。
理由なんて後付けでいい。
理由を探して、今その瞬間にやりたいことをできなかったらもう2度とチャンスは来ないかもしれない。しかも、そのやりたいっていう感情自体がなくなっちゃうかもしれない。
(中略)
やりたいことがあるなら、今やってください。人間、いつ死ぬかわかりません。
自分を納得させるために明確な理由を作り出しているようでは遅いんです。
ブログで収益化なんて全く考えていなかった頃の僕の記事です。
マジで、偉そなこと書きまくっていますよね…ブログってたまに恥ずかしくなっちゃいます笑。
ともっち
でも、これらの記事に書かれていることって、僕の本音であり、価値観そのもの。
「こう見られたい」とか一切ない、自分の思いを書いただけの記事です。
僕が、過去記事で無意識に繰り返し使っているのが、「今」「今この瞬間」とか「今全力で」という言葉。
この時、僕の中で100%進路が決まりました。
今目の前ことに集中する。今目の前の楽しいことにフォーカスする。
これが僕らしい生き方であり、「ありたい自分」でした。
「やってみないとわからない。だから挑戦しよう!」というのは、就職しても、就職しないでスタートアップを立ち上げるのも同じ。
未来のことはわからない。なら、今この瞬間を全力で過ごして未来をいい方向に変えればいい。
そう信じて、進路を決めることができました。
冒頭でも書いたとおり、内定辞退の電話をかけた時は妙な喪失感に襲われました。
しかし、それはたった2時間ほどの出来事。気づいたら川沿いを無心でランニングしていて、シャワーを浴びたあとは最高の気分でした。選択肢が減るとラクになり、エネルギーが湧いていくることもあるんですね。
内定辞退の連絡を入れた日は、今後一緒にビジネスを大きく先輩と飲みました。
就職という選択肢への迷いが断ち切れ、スタートアップ立ち上げにフルコミットすると決めた日です。
もう、なんの迷いもありません。
「選択を後悔するかしないか?」それは自分次第。
僕が内定辞退を決めた後に、父親に聞かれました。
「後悔しない選択はできたか?」と。
「もちろん!考え抜いて決めたよ!」って答えたのですが、本心では、そんなこと知りません。
進路選択の時点で、「間違いかどうか」「後悔するかしないか」なんてことはわかりませんから。
ただ、一つ、僕でもわかることがあります。
それは、後悔するときは自分の決断を他人任せにしたときだってこと。
僕らが後悔する時って、多くの場合、自分の心の中にはすでに答えがあるはずなのに、周りのそれらしい言葉に流される時。
きっと、自分自身で決めないから、「やっぱりあの時しておけばよかった…」となるんですよね。
だから、後悔したくないならば、いつだって最後は自分の本音で決めきれば良い。
僕の場合も迷いに迷って、外に答えを求めてしまいそうにもなりました。
でも、最後は、自分の本音で決断できた。
そのため、今後どうなろうと絶対後悔はしません。
今回の選択を100%正解にするため、全力を尽くすのみだと思います。
さて、感謝と近況を述べて、締めくくるとします!
ともっち
いくらでもベラベラ話せちゃいそうだし、タイピングは疲れます…また腱鞘炎になってしまう笑
目の前のこと・人を大切にして生きて生きたい
最終的には就職を選ばず、スタートアップを選んだ僕ですが、アドバイスをくれたすべての方に感謝しています。
アドバイスのおかげで、「脱サラだ!」とか、「サラリーマンはクソだ」とよく聞く中でも、僕は会社員生活もアリだなと思えるようになりました。
サラリーマンとか起業家とかバイトとかそんなの関係なく、自分の意志で生き生き働いている人がかっこいいと思えるようになりました。
また、一番大切なことを気づかせてくれた母には特に感謝しています。
以下に、進路選択で揺れに揺れまくっている時期のツイートが残っています。
母親にこう伝えた
僕: 内定蹴って、このまま、ブログ運営、メディア運営で食べていくかもしれないって。
母親: へえ。健康に気をつけなよ。パソコンの画面見過ぎないように。とにかく身体に気をつけて。
外コン、ブログどちらを選ぼうが、健康で人に恵まれていること、それだけで幸せだと改めて実感
— ともっち@新卒肩書き無し (@gongondai) 2018年6月10日
幼少期から「友達を大切に・・・」とか、「人を・・・」とか言われ、「ああうるさいな…」と普段は母の言葉にはあまり耳を傾けない僕ですが、今回は刺さりました。
やっぱり健康で人に恵まれていることが一番大切なんですよね。
思えば、僕が今回の決断をするに至った理由は、「業界や業態」・「肩書き」とかではありませんでした。
人でした。先輩の人柄です。
気づかないうちに、先輩の人間力に僕も感情を動かされていたんだなと思います。
ひたすら先輩の魅力を語っても仕方ないので、僕らがやっていくメディア事業について簡単に説明して締めくくります。
さっきから、「先輩」「先輩」言っていますが、一応、株式会社の社長です。今から本人登場です。
ともっち
僕らが今後やっていくビジネス
写真左が僕。
右が先輩(社長)。悩みは幼く見えることらしいです。だから最近ヒゲ生やしてんのかな?笑。
ちなみにまだオフィスはありません。これからです。
写真の机は、診療用ベットという名の「新世代のやわらかい机」だと思っていてください。
さて、僕が編集長として運営していくメディア事業部では、科学に基づいた正しい食生活の情報を発信していきます。
今のネット社会、食に関する情報飽和しており、それら多くの情報が正しいかどうかさえわからなくなっています。特にダイエットなどはひどいものです。〇〇ダイエットだとか、〇〇活だとか。
根拠のない食の情報に、多くの方が飛びついてしまっているのが現状です。
僕らは「食と幸福度は切っても切り離せない関係にある」と信じていますし、テレビなどの浅はかな情報に踊らされている人向けに、科学に基づく正しい情報を届けるべく頑張ります!
ちなみに、僕自身、大学の専攻がスポーツ科学だったことも関係して、食や健康には大いに関心を持っており、食に関する本はこれまで50冊以上は読んできています。
大学生の時は、いつ使うかもわからない食生活アドバイザーの資格を取っちゃったくらいの健康オタクです。多分この事実は、誰も知らない…www
ともっち
最後に:近況と極貧生活
ちなみに、現在、僕は極貧生活をしています。
「えーー?突然何の報告ですか?」と思われるかもしれませんが、超深刻です。
1年前はぼろ儲けした400万円くらいがあったはずなのに、全部消えてしまいました。
勉強代やら何やらに吸い込まれて気づいたら銀行口座が4桁という状況。
所持金を一切気にせずに、自己投資しすぎました。
ブログ収入の振込みが8月下旬で、それまでは、毎日パスタをソース無しで食べるしかないという…(一食29円〜56円くらい)。
A○社様、もし○アフィ〇〇エイト社様、レント〇〇クス社様。お願いだから早く振り込んでください…
どんなに、「俺は健康オタクだぜ」とか、「食の健康メディアを運営する!」とか豪語していても、お金がなくなると人間「素パスタ」とか「もやし醤油炒め」とかしか食べられなくなります。
やっぱりお金って大事なんですね。みなさんも僕みたいな無茶はやめましょう。
というわけで、誰か僕にパスタソースを送ってください!
もちろん寄付でもスポンサーでもありがたいです!
一時的に投資してください。倍返しします(気持ちで笑)。
まっ、これは半分冗談・99%本気なのでお気になさらず。
この貧乏状態を一生忘れずに、いつか大物になってやります!
そして、皆さんも、これまで通り、周りの人と健康に感謝して、楽しんでいきましょ!
長くなりましたが、これで本当に最後。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
僕の今後のメインの活動はスタートアップでのメディア運営になりますが、
今まで通り、このブログでは「シェアハウス生活」・「オピニオン」・「ブログで稼ぐ方法」・「プログラミング学習記」など僕の生活や考えを丸ごと発信していきますね。
今後もよろしくお願いします!
ともっち
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