【漫画・イキガミ】「24時間後に死ぬ」人間が必死に生きる姿に心が震えた
どうも!ブロガーのともっち(@gongondai)です!
僕は普段あまりマンガを読みません。
なぜなら、マンガを読んでもあまり感情が動かないから。学んでいるという実感がないからです。
でも、最近、ものすごく心が揺れ動いたマンガを読みました。
「イキガミ」というマンガです。
実は、このマンガは映画(松田翔太主演)としても公開されました。
簡潔に言うと、24時間で死ぬと宣告された若者の最期の生き様が描かれたマンガです。
以下があらすじです。本記事では一部内容に触れているので、ネタバレ注意です。
国民に生命の価値を再認識させることを目的として制定された法律「国家繁栄維持法」。
この法律の名のもと、1000人に1人の確率で国民に注入される特殊カプセルは、対象者が18~24歳の期間に破裂し、その者の命を奪う。
そして、そんな「死」の24時間前に対象者のもとへと届く死亡予告証こそが、通称“逝き紙(イキガミ)”と呼ばれる一枚のカードである。
武蔵川区の“イキガミ”配達員・藤本賢吾が、今回届ける対象者は…!?
イキガミ(1) (ヤングサンデーコミックス) -amazonより-
イキガミは全部で10巻です。
それぞれの巻でだいたい二人の若い人生が幕を閉じます。
僕が受け取った「イキガミ」のメッセージはこれです。
”もしあなたに24時間しか残っていないのであれば、あなたは最期をどう生きますか?”
人が最期に大切にすること
僕がもし、「24時間後に死ぬ」と余命宣告されたら、どう生きるんだろうか?
考えました。けっこう考えました。
でも、答えなんか出てきません。
家族と過ごすために実家に帰るのか?友達と過ごすのか?
美味いものを食べまくって豪遊しまくるのか?
どれもあまりしっくりきませんでした。
「イキガミ」を受け取った若者達はそれぞれの最期を全うします。
いじめられた過去をもつ青年は、昔自分をいじめた同級生に復讐しました。
イジメられ、苦しんできた自分は死ぬのに、イジメてた側には明るい将来が待っていることに怒りを覚えたからです。
彼は、ナイフを持ち出し、イジメてた青年を刺すことで、復讐を果たします。しかし、最期は自分に虚しさを感じながらタイムリミットを迎えました。復讐したところで気持ちは晴れなかったからです。
また、ナイフで人を傷つけたため、家族も罪を背負うということになります。彼は家族が自分のせいで死ぬことを知りながら死んだのです。
マンガの中の話とはいえ、彼はどんなに苦しかったか?
なかなかツライ気持ちになりました。
一方、ある青年は自分のプロをしての誇りを胸に死んでいきました。
彼は、なかなか売れないミュージシャンです。
最期に何をすればいいのかわからない彼でしたが、普段通りにミュージシャンとしての活動をします。
彼は、プロであるというプライドを持ち、一人のミュージシャンとして生を終えることを決めました。
最期は事故にあった友人との思い出の曲をラジオの生放送で歌います。
彼の死後、その曲は大ヒットとなりました。
人にはそれぞれ、大切なものがあります。
そして、最期にこそ、何が本当に大切だったのかがきっとわかるのでしょう。
あなたには今この瞬間を全力で生きているか?
この漫画を読んで考えさせられたことはたくさんあります。
後悔しないようなに生きなくてはいけない。
家族を大切に生きたい。
僕が死ぬときにたくさん感謝されたい。
おそらくあなたも僕も違うことを考えたはず。
たくさん思うことがある中で、僕が一番考えたのが「僕らは、今この瞬間を全力で生きているか?」ってことです。
僕らの多くには死が迫っていません。
正確にいうと、死は迫ってはいるのですが、迫っているとは感じていません。
だからこそ、毎日が淡々と流れていくことも多いはず。
小さなことでイライラしたり、将来のことで悩んだり、過去を悔やんだりする。
僕も悩みやすいからわかります。
でも、それってとてももったいないことですよね。
今しか生きられないのに、心がここにないって人生の時間がもったいないです。
でも、今この瞬間を生きることが大事ってわかっていても、常に生きられないのが僕ら。
それは普通。だって、死を実感していないから。
でも、たまには、生きらていること自体が素晴らしいって思い返したいものです。
死ぬこと以外かすり傷ですね。
最期に僕が好きなスティーブ・ジョブズの名言を。
もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定のことを私は本当にやりたいだろうか?
イキガミのすすめ
中古ではありますが、全巻セットがなんと598円から買えます。
映画版の方も「グッ」ときました。
松田翔太の悲壮感漂う演技がかなり印象的です。
ぜひ、「イキガミ」読んでみてください。
多くの人に読んでくれたら嬉しいので、シェアしてくれたら嬉しいです!
ともっち(@gongondai)でした!