前田裕二さんの『人生の勝算』から学ぶ「逆境を乗り越える」5つの力
こんにちは!ブロガーのともっち(@gongondai)です!
次世代のライブ配信サービス「SHOWROOM」の社長、前田裕二さんの著書『人生の勝算』を読みました。
前田裕二さんとは
前田裕二さんは、8歳で両親を失い、幼いながら多くの逆境を経験します。
お金に関して不自由だったことは、特に強いコンプレックスだったそうです。
しかし、前田さんはこれをバネにしました。生きるために、試行錯誤を続け、小学生ながら路上ライブで月に10万円を稼ぎます。
そして、路上ライブで身につけた泥臭くお金を稼ぐ過程で考えた想いや戦略が、前田さんの、後の外資系投資銀行のサラリーマン時代、現在の「SHOWROOM」の根幹になっています。
本書を読んで、逆境は乗り越えられる。むしろ、逆境は強烈な武器になる。運命も境遇も自分次第で変えていける。そんなメッセージを受け取りました。
本記事では、前田さんが逆境を乗り越え、どのように糧にしてきたのか。その力を5つピックアップしてみました。
本書『人生の勝算』および本記事は、以下のような方に響くと思います。
- 不幸や逆境に直面している方
- 「圧倒的努力とは何か?」を知りたい方
- インターネット/SNSでファンをつけるコツを知りたい方
- 現代のエンターテイメントビジネスの可能性を知りたい方
- 営業・セールス業務に携わる方
考え抜き、改善する力
前田さんの考え抜く姿勢は小学生の頃から凄まじいと感じました。
小学生の頃に路上ライブをやっていた頃、最初の月はたった500円しかもらえなかったのに、半年で月に10万円ももらえるようになったそう。
前田さんは幼い頃から、何が問題かを検証し、仮説を立て、また検証し、仮説を立てるというように、改善を繰り返す力が小学生の頃から凄まじいのです。
では、なぜそこまで前田さんは考え抜けるのか?
前田さんのように考え抜ける人と、考えない人の差は何か?
それは、逆境という立場だと僕は思っています。
人は苦しいときほど考えます。どうすれば、今の環境から抜け出せるのか想いを巡らせるのです。
「なぜうまくいかないのか?」
→「これはうまくいくのではないか?」
→「うまくいかなかった。なぜか?」
→「なら、こうすればいいのかな?」
僕らは、状況が苦しければ苦しいほど思考します。修羅場をくぐった人間は強くなれます!!
圧倒的にコミットする力
当たり前のことを、圧倒的なエネルギーを注いで誰よりもやり切る。それがビジネスで成功するために必要なことだと、宇田川さんの背中から教わりました。
(中略)
実はどの分野でも、基本中の基本をやり続けている人は、意外と少ない多くない。何か特別なことをやり続ける必要はなく、当たり前を徹底的にやり続けるだけで、他の人とは圧倒的な差がつくんだと、この時に知りました。
僕はサッカーを10年以上やってきましたが、基礎が重要だと言われつつも「なんとなくこれでいいか」で終わったりしていました。でもパスなど基礎がしっかりしていないと、肝心の試合でボロが出たりするんです。
基礎を周りの誰よりも突き詰め、自分の尖った部分を作り上げた人がプロサッカー選手などトッププレイヤーになれるのだと思います。
最近、起業家の方々と会う機会がたびたびあるのですが、彼らには共通点があるなと感じます。
それは、圧倒的な努力で、目の前の仕事を期待値以上の質でこなすということです。そうすることで次の仕事もくるし、経験が蓄積されていくのでしょう。
当たり前のことであれ、目の前の小さな仕事であれ、誰よりも考え抜き、最善の仕事をするという意識を僕も忘れたくありません。
成功者(特に起業家)の共通点。特に以下の3つなのかな
・目の前のことに徹底的にコミットし、期待を上回る
→次の仕事がくる・・失敗しろという。
→フィードバックなどの学びがない。言うまでもないよね。・とにかく速い
→なんでも早く取りかかり、スゲー勢いで改善するよね。— ブロガーともっち (@gongondai) 2018年3月26日
人に好かれる力
前田さんは、新卒で入社した外資系投資銀行で、人に好かれることの大切さを学びます。
なぜ好かれることが大切なのか?
それは、一人では大きなことをなせないから。高みを目指すためには、サポートしてくれる人が必要ですし、チームも必要です。そのためには人に好かれる必要があるのです。
ではどうすれば人に好かれるのか?
前田さんは以下のように書かれています。
よくビジネス書では、人に好かれる力を磨きなさいと説かれていますが、僕は逆だと思っています。人を好きになる能力の方がよっぽど大事だと思います。
人を好きなることはコントローラブル。自分次第でどうにでもなります。でも、人に好かれるのは自分の意志ではどうにもなりません。
どうにも人に好かれないという人は、自分から相手を毛嫌いしているのかもしれません。
人に好かれるためには、人を好きになることからですね!
以前僕も好意の返報性についての記事を書いていました。
関連記事→ 〜お返しの法則〜『返報性の原理』を日常生活で使ってみてわかったこと
他者の目を持つ力
前田さんは、外資系投資銀行で新人として営業をしていた頃、お客さんに全く取り合ってもらえず、評価もほとんど最下位だったそうです。
そこで、前田さんは仕事のできる先輩に電話営業のコツを聞いたそう。
切羽詰まっていた僕は藤井さんに「どうやったら電話に出てもらえるんですか?と正面から聞きました。
すると彼は一言。「お客様を想像しろ」と答えました。
「自分が相手だったら、何が欲しいか?」
「どうすれば喜んでもらえるのか?」
この視点てビジネスにかかわらず、会話、恋愛、文章と何においても大切な視点です。
人と話すとき、「この人は今どんな気分なのか?」「この会話に何を求めているのか?」など、集中して相手の心を見極めます。
ポジティブな関係を築いたり、一緒にビジネスをしていくのに必要なデータを徹底的に「他者の目」になりきって、取得します。
営業とかだと自分の功績が絡んでいるため、どうしても他者を思いやれず、ただの売り込みになり結果が出ない。そんな話をよく聞きますよね。
他者に憑依するくらい相手の立場になりきる。この視点は忘れません。
自己分析の徹底力
これが最後。5つ目の力。
「好きを仕事に」と最近よく言われますが、そのためには、徹底的な自己分析が必要です。
僕はSHOWROOMに文字通り、命を懸けています。SHOWROOMが作る未来を、誰よりも信じています。
なぜ、そこまでできるのかと言えば、端的に言うと、そこにパッションがあるから。
人生を懸けても良いと思える、モチベーションが設計できているから、これに尽きます。
仕事の成否はモチベーションによって大部分が決まると思っています。
よく、「努力は夢中には勝てない」と言われますが、その通りですよね。
仕事が楽しい、楽しくないという人の差はそこだと思います。「人生を懸けてでも解決したい」と思える課題があるのなら、その人は努力を努力と認識していないはず。努力が勝手についてきている状態なのかなと。
前田さんも書かれていますが、どんなに熱を投下しても、その前の見極めをしっかりやっていなければその熱は無駄になるのです。
前田さんは「人生のコンパス」を持てと言っています。
自分の進む道は、現地点では、少なくともこれで間違いないと言える、信じ切れるというところまで見極め作業を徹底すれば、モチベーションは身体から湧いてきます。
前田さんは就活の時に自己分析ノートを30冊も書くほど、自分に向き合ったそうです。
僕も就活の時に何がしたくなったのかがさっぱりわからなくったので、
「自分がどうなりたいのか?」
「どんな人といる時が幸せなのか?」
「どんな状態が嫌いなのか?」
「どんなことが得意なのか?」
「何を残して死にたいのか?」
など徹底的に考えました。それでも、まだ全然足りない。自分て複雑です。
でも考えるのは楽しい笑。
徹底的に自分を分析するためには、周りの人や両親に聞くのも良いかもしれません。とにかく、自分を知って戦う場所を自信を持って選択することが大切。
自分が戦うフィールドを選択したら、あとは考え抜き、徹底的に圧倒的にコミットするのみ。
『人生の勝算』がkindleで無料で読める
『人生の勝算』を読んで、改めて成功に近道はないと思いました。
大切なことを簡潔にまとめると、
- 徹底的に自己を知り、何を成しえたいのかを明確にすること。
- 考え抜き目の前のことを圧倒的努力で最善のクオリティでこなすこと。
以上の2点だと思います。
僕らは、目の前の辛いことにどうしても目を向けてしまいがちですが、それは成長の機会。ガムシャラに努力を続ければ、大きなリターンとなってくる。そう信じ、頑張ろうと思えるような一冊です。
- 不幸や逆境に直面している方
- 「圧倒的努力とは何か?」を知りたい方
- インターネット/SNSでファンをつけるコツを知りたい方
- 現代のエンターテイメントビジネスの可能性を知りたい方
- 営業・セールス業務に携わる方
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